~「今」を「将来」に繋げる教育~(共学校)立正大学付属立正中学校

2018/08/21
~「今」を「将来」に繋げる教育~

抜群の教育環境のもと、
時代の変化を見据え
社会で活躍する人材を育成

中学・高校の6年間を自立するための時間と捉え、仲間とともに、
社会のために自分の力を発揮できる人=自立した人を育てる立正中学・高等学校。
一人ひとりの可能性を最大限に引き出す多角的な教育を展開しています。




継続することで潜在能力が
大きく開花するR-プログラム


 2013年に大田区西馬込にキャンパスを移転して6年目を迎えた立正中学。
東京23区の学校の中で最大級の広さを誇る敷地に、
新しい時代にふさわしい施設や設備が整い、
生徒たちが日々、安全快適に過ごし、
6年間で大きく成長できるような工夫が随所に施されています。
 そんな同校が導入しているのが、
将来、生徒たちが社会人となった時に必要になる力を養う
「R -プログラム」です。
「Research=自ら進んで調べる力」
「Read=主張や要点を読み取る力」
「Report=意思や結果を正確に伝える力」
の三本柱で成り立ち、
毎朝20分間のSHRや年数回のLHRの時間を利用して、
3つのRのスキルを養っていきます。

 主な取り組みは、
①コラムリーディング、スピーチ、ディスカッション、ディベート、
②読書ノート&リーディングマラソン、
③キャリアデザインプログラム。
毎日、継続して取り組むことで小さなステップを刻み、
大きなテーマへじっくりと進んでいきます。
 「コラムリーディング」は、新聞や雑誌コラムなどの切り抜きを読み、
200字で感想や意見・要約をまとめるというもの。
後日、クラス全員の前で1分間スピーチの機会が与えられ、
発表のスキルも磨かれます。
 入試広報部長の今田正利先生は
「最初はなかなか筆が進まなかったりスピーチがたどたどしかった生徒も、
中3になると問題点を見抜き、指摘する力が備わり、
的確な文章が書けるようになります。
また人前で臆することなく堂々と主張できる度胸が身に付いていきます。
その効果は英会話の授業にも波及し、
英語のスピーチも難なくできるようになるなど、
グローバル教育にもつながるものです。
生徒は自信を深め、学習面でも大きな効果を上げています」と、
確かな手応えを感じているようです。
プログラムがスタートしてから6年、
年々改善を加えられながら進化を続けており、
今後は英会話の授業だけではなく、
「R-プログラム」でも英語のスピーチを増やしていきたいとのことでした。
 また、時事的な問題や道徳的な内容を扱う機会が多いため、
時事問題に精通し、社会への関心を高めるなどの効果もあって、
2020年の大学入試改革への対応に
多面的につながるプログラムであるとも言えます。



将来の目標設定をサポートする
キャリアデザインプログラム


 「R-プログラム」の一環として実施されている
「キャリアデザインプログラム」では、
中学3年間を通して将来の目標を固められるように「職業・社会」への
理解を深めていきます。
まず中1では、同校の卒業生を招いて、
「社会で生きること」「働くことの意味」などをテーマとした「職業講話」を実施し、
進路を考えるきっかけ作りに役立ててもらいます。
 2年、3年生の夏には、「職場体験」プログラムを実施します。
まず2年生では、
近隣30社前後の協力を得てスーパーや飲食店などで職場体験を行い、
「働くとは何か」を考え、一人1枚、「職業新聞」を作成します。
3年生になると、前年の反省点を踏まえ、1~3名程度の班に分かれて、
コンビニから医療関係、鉄道会社、広告会社、町工場など、
さまざまな職種の企業でインターンシップを経験します。
実際に会議に参加したり店頭に立ったり、仕事を任されたりすることは、
生徒にとって大きな刺激となります。
そして体験後は、一人ひとりがレポートにまとめ、
10分間で学年全体の前でプレゼンテーションする「体験報告会」も行われ、
その様子は学園祭でビデオ上映されます。
今田先生は、「働くことの本質を垣間見ることによって
想像と現実のギャップに気づき、
いかに自分が様々な人たちに支えられているかを知り、
親への感謝の気持ちを口にする生徒が多いですね。
その気持ちを忘れず、
この経験を将来の目標形成に役立ててもらえればと思います」と、
その効果を語ってくれました。



手厚いサポート。
世界で活躍するための土台を作る


❖教育7つのポイントとして❖
①クラス編成
 学力や進学意欲、希望進路に合わせたクラス編成
②全教科で学習シラバスを設定
 各学年での到達目標を設定
③習熟度別授業・分割授業
 教科によってクラスを分割した少人数授業を実施
④グレード別選択講座
 高2、高3で開講する特別講座を導入
⑤フォローアップ講習
⑥模擬試験を学力分析に活用
 目標を明確化し、その到達に向けた個人レベルの指導に役立てる
⑦スケジュール手帳を活用した自己管理
 自主学習の習慣をつくり主体的・効率的行動を促す

以上を掲げ、柔軟にサポートしていきます。
中でもグローバル教育の一環として見逃せないのが、
⑦のスケジュール手帳。
今田先生は「国際的に活躍するOBによると、
最終目標に繋がって行く目の前の小さな目標からプランニングし、
自分がどの位置にいるのかを把握・検証することが不可欠なのだそう。
そのための習慣作りに役立っています」と、語ります。



英語を使い、異文化を知る
語学研修プログラム



 イギリス、またはアメリカへの18日間の短期留学を
隔年で交互に実施する語学研修プログラム。
希望制ながら、中3~高2の夏、毎年70名以上の生徒が参加しています。
イギリスでは英語圏以外の外国人とペアでホストファミリーに滞在し、
語学学校に通います。
アメリカでは、語学研修&ホームステイまたはハイスクールでの寮滞在を経験。
語学力の向上はもちろん、文化の違いやコミュニケーションの難しさ、
そして楽しさを実体験し、大きく成長します。
「帰国すると、生徒はみな口を揃えて楽しかったと目を輝かせます」と、今田先生。
18日間の貴重な体験は生徒たちにとってかけがえのない思い出となり、
その時のルームメイトとは帰国後、交流が続くこともあります。
 そして昨年より、中1、中3の学年末の試験休み期間に、
福島県のブリティッシュヒルズで3泊4日のイングリッシュ・キャンプも開始。
語学教育がさらに充実しました。
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