充実のMIWADA English P rogramで 英語による思考力・表現力を培い、 大きく幅を広げて世界に羽ばたく!(女子校)三輪田学園中学校

2020/11/22
充実のMIWADA English P rogramで英語による思考力・表現力を培い、大きく幅を広げて世界に羽ばたく!
三輪田学園のディプロマ・ポリシーは、誠実で、だれとでもつながることができ、自らの人生を切り拓いて未来へとつないでいく「徳才兼備の女性」を育てること。創立133周年を迎え、さらなる未来を見据えて、世界に飛び出す新たな取り組みにチャレンジしています。2020年度より「英検利用入試」を実施し、特別プログラムでの英語教育もスタート。今回は、実際に授業を見学させていただき、Honors Class、Advanced Classの先生方と生徒のみなさんにお話をうかがいました。
それぞれの学力に応じた授業で英語のレベルアップを図る
 今春の入試から新たに「英検利用入試」を開始した三輪田学園。英検を取得していれば、国語または算数のうち高得点の科目と、英検のスコアを「見なし得点」として換算する2科目入試を受験することができます。入学後はそれぞれの力に応じて、週5時間の英語を「取り出し授業」で受講、ネイティブの先生と日本人の先生によるチームティーチングで高レベルの英語力を身につけます。
 中学1年生の英語の授業は、英検準2級以上のHonors Class と英検4級以上のAdvanced Class、一般生のStandard Class に分かれて行われています。
 Honors Class の授業が行われるのは、「English Lounge」と名付けられた、ネイティブの先生方が常駐する教室です。この教室は、入り口からまるでハリーポッターの映画に出てくるような設えで、室内にも大きな木のテーブルやソファ、英語の絵本などが並ぶ本棚、世界地図の描かれた壁、地球儀を模した照明カバーなどが配置され、いながらにして世界を感じられるような空間になっています。また、壁の一面がホワイトボードになっていて、授業で使用するのはもちろん、昼休みにネイティブの先生を訪ねてきた生徒が自由に使うこともあるそうです。今日の授業では、文化祭で発表するプレゼンテーションのリハーサルが行われていました。大画面のモニターを使い、映像を駆使しながら、見事な英語のスピーチが披露されます。タイトルは「Quality Education」「How to respect Diversity」などで、中1ながら踏み込んだ内容に挑戦。スピーチ後には、個々のiPad を使って、ネイティブの先生からていねいなアドバイスを受けていました。
 向かい側の教室で行われているAdvanced Class の授業では、レストランで注文するシチュエーションで会話を展開。料理名や調理法などの単語を覚えながら、レストランの店員に扮したネイティブの先生に、一人ひとりが朝食をオーダーしたり、グループごとにランチやデイナーをオーダーするなど、楽しみながら学んでいます。日本人の先生のサポートもありますが、基本的にオール・イングリッシュで授業が進められていました。
 また、「English Lounge」の隣の教室ではStandard Class の授業が行われています。今日は日本人の先生による基本的な指導でしたが、生徒はみんな真剣で、先生の英語を復唱するときも、はきはきと声を出しているのが印象的でした。Standard Classの生徒も、中2以降は、英検2級以上を取得すればHonors Class、英検準2級以上を取得して定期考査上位者であればAdvanced Class で学ぶことができます。
 授業後に、Advanced Class のみなさんに感想を聞くと、「授業は毎回、とっても楽しいです!」と元気な声が返ってきました。ときにはゲームを交えるなど、興味を引き出しながらの指導で、「単語力がついた」「ネイティブの先生と積極的に話せるようになった」「文法がわかるようになった」と成果を語ります。今後についても「英検でまず3級に合格したい」「外国の人と楽しくおしゃべりできるようになりたい」「正しい英語が話せるようになりたい」など、しっかりと目標を持って学んでいます。
知識の幅を広げながら、英語で理解し発信する力を培ってほしい
 ネイティブの先生方にもお話をうかがいました。Honors Class 担当のKalie Mackey 先生は三輪田学園に勤めて6年目になり、生徒からの信頼もたいへん厚い先生です。Advanced Class とStandardClass 担当のDiana Cortez 先生は昨年度からの勤務ですが、もともとアメリカの幼稚園や小学校で教えていた経験もあり、生徒の気持ちをつかむのがとても上手です。お二人とも、三輪田の生徒の印象は「アクティブで素直でフレンドリー」と口をそろえます。「授業をとても楽しんでくれているのがうれしい」と笑顔を見せますが、実は先生方の指導は「楽しい」だけでは終わりません。会話中心のアクティブな授業でも、最後は必ず「書いて、練習して、確認する」ことを重視。宿題も多く、添削も徹底しています。
 Honors Class 担当の石上美樹子先生は、「ネイティブの先生方の指導はアメリカ仕込みで、批判的な視点や論理的な思考力も身につきます」とおっしゃいます。「本校の英語教育の目標は、“ 読む・書く・聴く・話す”の4技能とプレゼンテーション力をバランスよく確実に培うこと。だからこそ、生徒には英語以外の教科もしっかりと学んでほしいですね。好奇心を持って学び、知識の幅を広げる中で、語学力をつけるだけでなく、英語で理解し、英語で考え、英語で発信できるようになってほしいと思います。」
Honors Classのハイレベルな授業は刺激がいっぱい!
(参加者:中学1年Honors Class R.Hさん・I.Yさん)

――三輪田に入学した経緯を教えてください。
R さん 私は小1までシンガポールに住んでいて、帰国後も英語塾に通い、英検準2級を取得しました。小6の初めに、通っていた塾の先生に三輪田で英検利用入試が始まることを聞き、得意な英語を使って受験することを決めました。
I さん 私は4才から英会話、小1から英文法の塾に通っていて、英検2級を取得しました。実は中学受験をするつもりはなかったのですが、知り合いの方に三輪田の英検利用入試を強く勧められて、入試の3週間前に説明会に行ったんです。受験勉強をしていなかったので不安もありましたが、先生がていねいに説明してくれたし、留学のプログラムが充実していることにも魅力を感じて、挑戦を決意しました。

――実際に入学して、Honors Class の授業はいかがですか?
R さん ネイティブの先生と話す機会が多いので、正しい発音もわかるし、単語力もつきました。いちばん好きなのは、テキストに載っている質問をみんなで考える授業です。英語で考え、英語で話し合うのがとても楽しいです。
I さん レベル別なので、自分に合う内容の授業が受けられて、どんどん力の伸びる実感があります。クラスにいる帰国生の友だちは、発音もいいし、ネイティブの先生にも臆せず話しかけるし、すごく刺激を受けています。

――今後の抱負を聞かせてください。
R さん 三輪田にいる間に英検1級を取ることが目標です。将来は日本に住んでいる外国人のサポートができるようになりたいと思っています。
I さん まずは文化祭のプレゼンテーションを成功させたいです。そして中学卒業までに英検1級を取り、アメリカにいる従兄弟と英語ですらすら会話できるようになりたいと思います。
三輪田学園は各学年4~5クラスの完全中高一貫の女子校で、校訓「誠のほかに道なし」に従い、学園生活のすべてにおいて「誠実さ」を大切にしています。質の高い授業で着実に基礎を確立するとともに、「読書教育」や「道徳教育」で確かな人間力を培います。生徒全員がiPadを所有し、「ICT教育」も推進。コロナ禍による休校中も、オンラインでいち早く双方向の授業を行うなど、“学びを止めない”取り組みを続けました。卒業後はほぼ全員が4年制大学に進み、その約4割が理系に進学します。さらに海外の協定大学へ推薦で進学を可能にする「海外協定大学推薦制度」UPAA(英・米)・UPAS(英・米・加・豪)に加盟し、より広い進路を叶える体制も整いました。来年度から制服もリニューアル。生徒による投票も行い、機能的でおしゃれな新しい三輪田スタイルが完成します。

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