生徒に人気の園芸の授業(女子校)鴎友学園女子中学校

2020/07/10
生徒に人気の園芸の授業

鷗友学園の校内には園芸実習園があり中学1年で週2時間、高校1年で週1時間の必修の「園芸」の授業を行ないます。一人ずつに与えられた小さな畑で、花づくり、野菜づくりを通して土に親しみ、日々成長する生命を育てる驚きと喜びを体験します。

園芸の授業は創立当初からあります。野菜を育てていく園芸に、野菜の構造を学ぶ理科、野菜を食する家庭科を結び付ける、という「合科」という総合学習のような考え方や、生徒の精神的な発達に必要不可欠なものとして置かれています。

園芸の先生は「時には虫に大騒ぎになることもありますが、年間を通して栽培に親しみ、とりたての野菜のおいしさを知り、たのしく授業をしています。また花の名前も60種類くらい覚えます。校内にある実際の花を見て観察しながら覚えるのですが、家に花を飾って生活するような心の豊かさにつながるといいなぁと思っています」とお話ししています。

休校期間中はオンラインでの授業を園芸でも行ないました。送付した栽培キットを受け取った生徒は、配信された動画でラディッシュの特徴について説明を聞き、そして種をまくときの注意点を確認しながら各自で作業をしました。オンライン授業は同じく「聖書」「書道」などでも行なわれました。どのような状況下にあっても様々な学びを積極的に続け、調和のとれた総合力のある人間を育てるというカリキュラムを続けていきます。
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