9万冊の蔵書によって「知ろうとする心」が育まれる(女子校)恵泉女学園中学校

2020/06/20
9万冊の蔵書によって
「知ろうとする心」が育まれる

現在の校舎を設計する際、私たちには強い願いがありました。
「学校の中心に図書室を置きたい。」
その夢が形となり、4階建て校舎の中央部吹き抜けにメディアセンターが生まれました。
総面積1980㎡(HR教室24室分)、蔵書は9万冊を超えています。

そんなメディアセンターで、「ノンフィクションを中心とした読書指導」を行っています。自分は何者なのか。私たちはどんな世界に生きているのか。人間とはいかなる生き物なのか…。それは歴史を問い、社会•文化を問い、自然を問うことに他なりません。小説以外の分野としてノンフィクションを幅広くとらえた時、これらの問いを扱った興味深い本がたくさんあることに気づかされます。

1~3年生には「読書ノート」を配布し、ノンフィクションを含めリストから6冊以上(3年生はリストから4冊以上。他にリストに推薦する本を2冊以上)の読書を求めています。3学年共通100冊のリストで、よりそれぞれの力、関心に即した「知ることを楽しむ」読書を可能にしています。

「知る」ことの喜びを生徒たちに味わってほしい。卒業後も継続する知的精神生活の基礎を在学中に育みたい。私たちが考える読書教育の狙いです。
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