今こそ、八王子スピリットを届けたい(共学校)八王子学園八王子中学校

2020/09/14
世界の今を見渡しましょう。日本の明日を見つめましょう。
これから育つ子どもたちには、何を授けるべきでしょうか。
今こそ、八王子スピリットを届けたい
今春の入試は数多くの志願者が並びました。各種データから、「第一志望生が相当数」と推察されています。理解共感者が増しているのでしょう。6月、通学が始まった新中1生は勢い盛んです。
2020年、人の出入国が限られて、世界中が鎖国のよう。非常事態時は、国民の利益を優先するのは当然とはいえ、度を超えると国家がにらみ合って紛糾します。その末路は20世紀の歴史が伝えるとおりです。空襲の惨劇を目の当たりに信念を誓った私学です。今、あらためて使命を確かめて子どもたちを先導。災禍期だからこそ、ますます広くに、学園の願いが届いてほしい。
学園モットー人格を尊重しよう 平和を心につちかおう
生徒諸君、ハートを温めて、人生を前向きに
生徒諸君は、日ごろからタブレット端末を携えて探究しています。ネットワークを介する「リモート」コミュニケーションに慣れています。今春の休校期は、先生方の期待を超えて勤勉に学びつづけました。しかしながら――。
子どもたちのミーティングは、事務的に伝達するだけのビジネス会議ではありません。対話を重ねて調和に至る心と技を体得するためです。そのためには、発言者の全身の所作から、周囲の聞き手の目線まで体感できる場が適しています。毎日のランチタイムだってトレーニングの好機です。
画面上の文字だけでは読みとれない。音声だけでは聞きとれない。映像だけでは見つからない。学園は、人の機微を貴びます。八王子エデュケーションの神髄が映るのは、やはり、先生と生徒がリアルに語りあうシーンです。
「大会」「コンクール」「発表会」・・・。晴れ舞台が奪われてしまいました。「何のために鍛錬してきたのだろう・・・」。ことさら高3生であれば、目標を失うショックは甚大です。ところが、限られた環境を喜び、健気に立ち上がります。嘆いてばかりでは前進できません。先が見通せない状況下では、「今できること」に集中しよう。生徒諸君が、ポジティブに意気込むのであれば、学園の想いは叶っています。
グローバル、ICT、アクティブラーニング・・・。各種「21世紀型」が揃う先駆校。でも、校地を望めば20世紀人の大人が共鳴するでしょう。支持の源は、学園を覆う「人間味」です。
6月には教室での平常授業が再開しました。これから、友人、先生と隣りあう毎日を互いに貴び、八王子学園らしく「人間味」を温めてくれるでしょう。
空襲の記憶
1945年8月2日未明、米軍爆撃機約170機が飛来。1 6 0 0トンにおよぶ焼夷弾を投下。八王子市街地の8割を焼き尽くします。炎は八王子中学校(当時の名称)の間近に及び、生徒・教職員の生活を破壊しました。
「市民私学」固い絆
市川英作に賛同した八王子の有志が創立。礎として、宗教、企業、大学と無縁。多摩地区では希有なスタンドアローン校。学校運営主体は、生徒を間近に過ごす先生チーム。保護者とも絆が固い「市民私学」です。

誇らしい故郷
校名は単なる地名ではありません。「八王子」こそが、校地に宿る魂の象徴です。90年を超えるとき、八王子の人々に親しまれて、守られました。生徒は地元の希望の星。郷土の誇りです。東京都立大学、法政大学をはじめ数多くの大学が構える文教都市です。そのなかにあって歴史的センター。八王子市住民の方はぜひ訪ねてほしい。自然は豊か。街はのどか。ローカル風土は(意外に?)濃い。多摩市、町田市、立川市、相模原市・・・の皆さんも、きっと愛着を抱くでしょう。
理想の成長プロセス
ファミリースケール中学校【心身・頭脳の基礎を築きあげる】…少数精鋭集団を丁寧に手ほどき。自己を信じます。仲間を貴びます。一歩一歩、丁寧に足を踏みしめながら歩みます。
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ダイナミックスケール高校【まだ見ぬ生き方を探し当てる】…熱い生命力が溢れ出すころは、広場を駆け回って、大らかにチャレンジ。大勢の仲間とともに鼓舞しあって自己を拓きます。

高校入学生は3年間、別クラスです。でも、クラブ活動や学校行事は隔たりなく協働。もちろん、強豪のバスケットや吹奏楽で活躍できます。学園生として親しい友です。近年は、随所で、12歳から八王子スピリットを心得た諸君がリーダーを担っています。
中学期に心構えを整えて、推進力を蓄えます。高校期は加速するとき。色とりどりの個性が互いに競いあい、高めあい、支えあい、秀でる資質をさらに深めて、広げて、極めます。応援団も主役。仲間の健闘は嬉しい。ドラマチックな6年間。きっと、生涯崩れない想い出を積み上げるでしょう。それが、何にも増して際立つ「八王子で育つ理由」です。

高校は普通科ですが、総合コース内に「音楽系」「芸術系」を備えます。2020年春も東京藝術大学(等)に巣立ちました。彼らは、在学中から秀でる才能を披露。学業やスポーツに打ち込む熱気に加えて、芸術の香りが満ちています。カラフルな「多様性」に浸りながら、自己を磨きます。
■参考:吹奏楽部は全国3位(*)のアンサンブル
*「2019年:第21回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜/3日目」 ――高校吹奏楽三大大会のひとつ。10年連続の出場です。
東大医進クラス生って?
「大半はクラブ活動に参加。キャプテンや部長が多数!」
「賑やかで楽しい生徒が集まっている!」
「合格」だけを求める特訓コースではありません。主題は、もちろん、スクールモットーの実現です。日々の学習はアグレッシブ。でも、殺伐とした競争は学園に不似合い。教室に覆う気配は、朗らかです。学力とともに人間力(≒心)を育てているからです。
少人数制ゼミナール授業(探究ゼミ)では、グループで議論を交わしながら知を創造。ICT機器を使いこなして軽快に学びます。未来に役立つ「生きる力」を鍛え上げます。
学力がアップ。志気もアップ。近年、一貫特進コース生もパワーアップ。「東大医進」の先頭集団が勢いづいて、校地に上昇気流が巻き起こり、学年全体が巻き込まれています。

高校進級時、すべて「文理特進」クラスの一員です。
高校入試のデータを調べてください。八王子高校文理特進は、中学時のトップ層が挑むハイレベルなコース。クラスは異なるとはいえ、タフな同志たちとホットな声援を交わしながら奮い立ちます。
■参考:高入生を含む大学合格実績(2020年度)
国公立大学 43 早慶上理 44 GMARCH 176
〔医歯薬・獣医系:39/美術・音楽系:25〕
卒業生の声(中高“一貫生”)
「吹奏楽部の自慢のチームワークで仲間たちと励ましあい最後まで諦めずに挑戦できました」――TYさん 慶應義塾大学看護医療学部在学中
「クラス行事、バレーボール部での活動、先生や友だちとの交流など、いろいろ体験できました」――NSクン 早稲田大学教育学部在学中
「まるで家族のような先生や仲間たち。6年間本当に学校が楽しかったです」――MYさん 東京大学理科一類在学中
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