が、多摩地区では武蔵野大学(男子)、工学院大附属は増加・・・多摩地区、他県ではまだ「先進性」は学校選択の大きな要素。
☆ 説明会の均質化
〇グローバル教育( 英語4 技能、多彩な海外研修、国際交流)、STEAM教育、ICT教育、探究・・・・・・どこもが語る「標準装備」
・・・わが子の将来が不安な保護者にとっての「安心感」。
〇これがないと不安だが、これで印象を残すのは大変。よほど優れた内容や高度なところまでいかないと評価や信頼感を得られない。
☆ 付属校はまだら模様
<受験者数ベース>
〇早稲田系は早稲田のみ増、慶應系は湘南藤沢のみ増。
〇明治系は3校とも減。
〇青山学院系は青山学院が減、青学横浜英和、青学浦和ルーテルが増。
〇立教系は香蘭女学校を含め4校とも増。
〇中大附は男子増で女子減、法政二は男子減で女子増、法政大学、中大横浜は減。
〇学習院系は学習院増、学習院女子減。
〇明治学院は男子増で女子減、成蹊、成城学園は減。
〇日大系は軒並み増、東洋大京北も増、東海大系は3校とも増。
〇併設大への進学者が多い女子大付属はすべて増・・・昭和女子大附属、日本女子大附属、女子美術大付属。
☆ そのほかの動向①
〇出願者増の要因・・・午後入試、新タイプの入試の増加。
〇2月1日午前受験者の60%以上が1日の午後も受験。
〇難関校、上位校に限らず中堅校も難化⇒不合格⇒後半日程の受験者増。
〇宗教系(キリスト教系、仏教系)が回復・・・「標準装備」+αを求める⇒「精神性」(思春期の難しさを語る学校を評価)。
☆ そのほかの動向②
<新しいタイプの入試>
〇適性検査型・・・安田学園、宝仙理数、浦和実業、聖徳学園、西武文理、八王子学園、千葉明徳、駒込など特定の学校に集中⇒集まらない学校が多数⇒撤退も。
〇英語入試・・・入試回数は増えているが、受験者がごく少ない入試が多い。
〇算数入試・・・塾通いしている受験者が受けるので、英語入試と比較して受験者は多い
〇自己アピール型、プログラミング型が増加傾向。
☆ 公立中高一貫校出願者数軒並み減
〇男女とも増は 都立富士、神奈川県立平塚のみ。
〇男子のみ増は 千代田区立九段のみ。
〇女子のみ増は 都立立川国際、都立両国、横浜市立南、千葉県立千葉、千葉市立稲毛のみ。
〇これまでは都立小石川、千葉県立千葉、千葉県立東葛飾など難度が高いところは男子のほうが多かったが、2020年は横浜市立サイエンスフロンティア以外すべてが男子より女子のほうが多くなった。
〈減の理由は何か〉
△倍率の高さ・・・無駄な努力はさせたくない。
△塾通いが必要・・・経済的な断念。
2020年度入試は以上のように減りましたが、コロナ後の経済状況の悪化から2021年度入試では出願者は一転増加すると考えたほうがいいでしょう。