入試問題の傾向について(男子校)高輪中学校

2019/12/25
2020年度 入試問題の傾向について

国語 
普段から活字・文章に関心を持ち、地道に言葉の知識をふやす事が大切です。文章の中で言葉を正確に理解し、指示語・接続詞・副詞などの働きや、文章中のキーワード・中心文をしっかりとらえてください。長文を通して、筆者の体験や登場人物のものの考え方や心情を読み取ることができるか、などの点に重きをおいて出題しています。具体的には、大問1⃣として基本的な言葉の知識を問う問題を、大問2⃣3⃣として読解問題を設け、様々な視点から出題しています。記述採点については部分点も設けています。文末表現に注意が必要です。

算数
ABC日程は数量・図形の両分野から出題されます。大問1⃣は基本的な計算問題、2⃣は標準的な問題(図形を含まない)で一部途中式を書かせる記述形式を出題。3⃣~6⃣は標準的問題から応用問題です。

算数午後入試はABC日程同様、数量・図形の両分野から出題。算数午後は標準問題と応用問題が中心で、ABC日程の基本問題は出題されません。算数午後は途中式や図を書かせる問題が出題されるので、標準問題を利用して解答の流れを記述する練習をして、塾の先生などに添削してもらうといいでしょう。ていねいな字で書くことが計算ミスをふせぎます。

社会
自分をとりまく社会や世界が、どのような状況にあるのか、どんな仕組みで動いているのか、どんな問題点を抱えているのかなどに関心を持ち、そうした問題点をどのように改善できるかを、自分なりに考える受験生に来てほしいです。試験時間30分で、地理的総合・歴史的総合・公民的総合の各分野からそれぞれ20点程度の配点で合計60点です。基礎的な知識を、幅広く、着実に習得することが必要です。歴史分野は地域と関わる問題、公民分野・地理分野は時事的な問題を加えるなど総合的に社会を把握してほしいです。また、日頃の社会的事象に関心を持つようにしましょう。文章題は出題者の意図を考えて文章をまとめるようにしましょう。

理科
問題は物理・化学・生物・地学の各分野から合計4問出題し、それぞれ15点程度の配点で合計60点です。(試験時間は30分)何気なく見過ごしてしまいそうな身の回りの現象や物質等に関して、幅広い知識を身につけましょう。「なぜそうなのか」「どこに違いがあるのか」を考えることが大切です。豊かな発想を持ち、自由に物事を考えることができる受験生に来てほしいです。解答方法は、記号での解答のほか、記述・計算・説明・グラフなどを含みます。計算問題は答えのみで、答え方(小数・整数)に注意しましょう。
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