今、共感が集まる理由 高輪は“学校”だから(男子校)高輪中学校

2019/09/26

今、共感が集まる理由 

高輪は“学校”だから保護者の皆さんも青春期を経たはずです。20年ほど前でしょうか?そのとき、大人は2019年の街のシーンを正確に示してくれましたか? 今、12歳であれば20年後は32歳です。窓の外は如何なる世界? きっと現代人のイマジネーションを遥かに超えるでしょう。10年後はiPadが旧型の遺物かもれません。予言者のような口調で、子どもたちに「対策」を強いるべきでしょうか? 未来は楽園のように平和か、それとも人類絶滅の危機か。どちらにしても、人として在るべき姿は同じです。「爽やかに挨拶を交わしなさい。相手の目を見て伝えなさい。相手の声に耳を傾けなさい。」高輪が投じるメッセージは19世紀から変わりなく、21世紀の今に適います。人としての基礎基本を教えるために、最新教育メソッド開発は不要です。フラッシュメモリーが記憶しても無益です。第一に、鉛筆で記録して頭脳で覚えなさい。ネットワークに巻き込まれず、第一に、対面して語り合いなさい。決して前時代の精神論ではありません。 ここは「学校」です。学校とは子どもたちと指導者が集う社会です。共同で生活しながら実社会を体得するところです。予備校でも職業訓練所でもありません。12歳から幕を開ける自立期、思春期、反抗期。困難な道のりです。「トラブル防止のため」と力まずに、ある種の「養成プログラム」に頼らずに、日ごろの自然な「経験」を臨機に活かして育て上げる。高輪教師陣の腕の見せどころです。 クールな都会派校に見えて、ホットな人情派。転んだら、力を込めて立ち上がれ。そうして男子は強くなる。泣いたり、笑ったりして優しくなる。高輪ボーイズは優しげでスマートです。でも、心の内はきっとタフ。言語・技術そのものが主題ではなくても、外国人やAIと親しく関わる心と技を習得します。 例えば――。教室にタブレットは見当たりません。改革を怠ける時代遅れ校ではない。「学校」として固い信念を貫いているからです。賢明なご家庭は、その真意に大きく頷くでしょう。母体としての宗教・大学・企業(等)と無縁。「現場」を見渡す坂本校長先生は、学校法人理事長です。外部からの指示を浴びません。日々、教え子を見つめる教職員が導く私学。大規模な再開発計画を描いて夢想する前に、「今日、何をなすべきか」。「結果として」未来に向かいます。 専任率80%超。各学年(6クラス)を11名の「学年担任」(主任・学級担任・サポート)が寄り添う体制。教科指導より前に「人間教育」。指導者の愛情が問われます。成長期の問題対処から、大学進学指導にいたり、誠実に腕を磨きます。私学界がリスペクトするスペシャリスト集団。「共感」の最大の理由は明らかです。

長らく、算数1科目入試(*1)に、意気込む精鋭たちが挑んでいます。海外研修(*2)が整っています。でも、ことさら「理数」「英語」と大声で煽りません。時代に慌てて専門を限らず、毅然とオールマイティ。だから、世の中が変容しても色あせません。早期から道を決めつけずに。まだ見ぬ自己開拓を励まします。

受験生ご家庭の皆さまへ

見通すのは6年後ではなく1年後

学校選択時は長期ビジョンが必須です。でも、結果(6年後/10年後)ばかりを論じていませんか?小6生であれば、最重要観点は1年後の日常生活。朗らかに駆け巡っているでしょうか?まず、高輪ボーイズの笑顔を目撃しましょう。それが、近未来のわが子の表情です。

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