洗足学園、ユニバーサルエデュケーション(女子校)洗足学園中学校・高等学校

2018/11/14

洗足学園、ユニバーサルエデュケーション
世界の変容はめまぐるしい。中学・高校は何を為すべきか? これが正答です。

泰 然 自 若

 ライフスタイルは日に日に様変わり。5年前を遠い昔と懐かしむほど。世界を見渡せば不穏な難題が山積。テクノロジーの進化は家庭に過ごしながら肌で感じます。
 中等教育機関は未来に人を送り出すところ。6年後、10年後、そしてさらにその先を見通して策を講じます。しかしながら、2025年の社会は予見できません。不確かな予測に基づく「時代適応教育」は無益。今日のマニュアルは、明日に刷新されてしまうかも。「準備」を急かす教育では子どもたちは振り回されるばかりです。グローバル時代とはいえ、(例えば)米国と中国ではカスタム・マナーが違う。今後、「新興国」の台頭で、他民族が混沌と入り乱れれば、一律のルールは通用しません。
 洗足は時流に溺れず泰然自若。何故でしょう? 如何なる時代、如何なる土地に立っても逞しく生きる人を育てつづけてきた。これからも同じ。そう信じるからです。変化が激しい世の中だからこそ、多様な人々が共生する世界だからこそ、ユニバーサル(=普遍の)エデュケーションに託しましょう。

自立 挑戦 奉仕

 中等教育期は12歳から18歳。成長ドラマの主題は「自立」。あらゆる文明に共通する人として生きるための要件です。自我の根底において他者の支配に塗れず、「私は私」と確信。自らの意志に従い前を見つめて努める姿を表します。困難に怯んでいては、前方は行き止まり。世界が待ち望むのは勇敢に壁を越えるチャレンジャーです。何のために挑むのか。周囲の人々のためです。喜んで社会に尽くす慈愛に満ちた人は、どこに向かっても歓迎されるでしょう。
 自立を果たし、挑戦を連ねて、奉仕する人。学園が理想と掲げる人物像は「普遍」です。



 高邁な精神をたたえて、モチベーションを熱しつづけましょう。「心」の涵養は学校教育の第一テーマです。でも、「優しい」「温かい」だけでは不足。聞き留める。説く。創る。拓く。救う。扶ける。奉仕するためには、高次な技術と豊富な知識が不可欠です。
 洗足生の「学力」を示すデータは、すでに広域に伝わっているでしょう。国語、数学、英語、理科、社会・・・。懸命に、勤勉に学んでいます。彼女たちにとって各教科学習は大学受験の備えでなく、未来、各地で役立つための「普遍」の基盤です。

心 mind 技 skill 知 intelligence

 次のステップへ

2018年春大学合格実績]
■国公立大学/大学校 86名
 (cf.東大+京大+一橋大+東工大:26名)
■早慶上理 : 227名 
■医学部医学科 : 50名
■海外大学 :12名
※近年、文系/理系はほぼ同数

海外大学進学生の多くは、日本に名が知れわたる大規模“University”ではなく、今、米国で主流のリベラルアーツ系“College”を選択。
洗足生らしさが際立ちます。

「普遍」を極めれば各地で有為

学園の教育思想はシンプルです。たとえ大学入試制度が一変しても、問われるのは普遍的な学力・教養・技術・素養。「2020年」を目前に慌てず、動じず自然体のままです。
 18歳で、個々が見定めた道に歩みます。専門域に相応しい力を要するでしょう。でも、それは、「+αオプション」として添えるのみ。つまり、医学部進学生と文学部進学を比べてみれば、「心・技・知」の大部分は同じです。


視界を狭めないまま前進する

 「医学部」「東大」「サイエンス」(等)、特定の学歴・職業・研究域を志すコース・クラスを与えません。カリキュラムは不用意に前途を狭めないよう設
計されています。
 学園の精神に適うのであれば、あらゆる挑戦をアシスト。子どもたちの志は成長途上で度々更新。ゴールを限るレール上では窮屈です。
 日本の大学に進学するつもりだけど海外校も視野内。洗足ならOK。卒業期まで深く考え、決断できます。東大とハーバード大を「併願」して、双方に合格した卒業生は「学園ならでは」でしょうか?


▶現在、海外のボーディングスクールへの留学支援策についても積極的に検討されてい
ます。



Challenging Field

ジャパンメトロポリタン模擬国連大会(JMMUN)は本年で4回目。全国24校の中学・高校の代表生が結集。議論を交わしました。主催は「洗足学園」ではなく模擬国連同好会。つまり在校生有志です。ほかにも「他流試合」と称して、学外の交流・研究活動参加を奨励。個々の生徒が舞台を探し当て、勇んで駆け出します。ここは挑戦する広場。一時の見学・体験では物足りない。志したら突き進む。「入試や就職に有利だから」などと下心は無縁。推進力はピュアな心意気。主体性を、協働性を、多様性を・・・。そんな教育スローガンは不要。生徒諸君は、守り継ぐ学園文化から体感。すでに心得ています。

学園の今を語るトピック

World Scholar's Cup(略称:WSC)は、中高生の総合的な教養を競う大会です。現在では50以上の国で開催。その振興のために活動するのがNPO法人“WSC JAPAN”。設立者で代表理事を担うのは矢嶋花菜さん。洗足学園高3生です! 設立時は高2生。本物の法人を立ち上げてしまうパワフルな情熱とタフな力量に驚きます。
彼女の「自立」「挑戦」「奉仕」が評価を浴び、孫正義育英財団の正会員に選抜されています。

NPO WSC JAPAN
https://www.wscjapan.org/


洗足学園を選択肢とあげるご家庭の皆さまへ ~ムーヴ編集部より

力強い教育が信望の源。女子校を超えて「共学志向」の共感も集まる私学です。でも、周囲には同じく優れた中高が構えています。家庭の皆さまは他校と並べて悩んでいませんか。ここでは、ムーヴが見いだす類い希な特質を強調しておきます。
 中学生は3年間の音楽の授業でひとつの楽器を習います。(バイオリン、トランペット、クラリネット、フルートから選択)。学内でオーケストラを結成。特別クラブとして皆が入団できます。
 創設者、前田若尾は敬虔なクリスチャンです。賛美歌を愛唱しました。音楽を貴びました。その想いは今の校地に宿ります。ここは、音楽大学と隣りあう中学高等学校。音楽を間近に親しみながら心を育む学舎は全国的に希少。洗足を選ぶ色鮮やかな「決め手」です。

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