MOVEは高輪を際立たせたい(男子校)高輪中学校

2018/10/16

MOVE

高輪際立たせたい

大言壮語を慎み主張は控えめ。鮮烈なカラーをアピールしません。「高輪はどのような学校ですか?」。受験生ご家庭に尋ねられたら、第一にいかに説くべきか。本誌の見解を記します。ぜひとも知ってほしい。ここは際立つ私学です。


「全先生自身が」「教え子のために」築いた私学です。

 

母体としての宗教・大学・企業(等)と無縁のスタンドアローン校。外部の組織・個人からの「トップダウン」を浴びず、教え子の今を見つめる教職員が運営する私学です。


学校法人のリーダー(理事長)は、今なおキャンパスで生徒諸君を見守る坂本校長先生。30年以上、この丘で少年たちを導いた「高輪スペシャリスト」です。

 

誠実 大がかりな改革を描く前に、今日の授業の改善を重ねます。

愛情 社会の要請を心得ながら、日々のモチベーションは「目前の生徒のため」。

信念 時勢の波に漂流せず、毅然とした態度で子どもたちへメッセージを届けます。

 

学習指導・受験指導だけに偏らず、子どもたちの未来に関わる重責を肝に銘じます。ここは、予備校ではない。職業訓練所でもない。中学・高等学校です。主題は人間教育です。

 

多様な思想・価値を貴び、自分と異なる他者と協働を成し遂げる心構えを授けます。

未来に備える「対策」を急かさず、あらゆる変化に怯えず応じる心意気を鍛えます。

 

見えるものの奥にある見えないものを見つめよう。教育理念に適う人はある種のプログラムで促成できません。廊下で擦れ違いざまの一言で奮い立つ。それが成長期の少年です。6年間を貫き、師弟が親しく言葉を交わしながら、一人ひとりの心を「醸成」します。

設備やプログラムより「教師力」。それが学校の在るべき姿。

専任教諭率が高く、80%以上。厳しい審査を経た精鋭が結集。職員室は高輪愛に満ちています。成長期男子を見舞う問題解決法から、大学受験指導技術にいたり、日ごろから腕を磨く真摯なエキスパートチーム。保護者にとっても頼もしい味方です。先生の8割以上が男性です。「プロフェッショナルな教育者」以前に、心持ちは「父」「兄」のよう。想いはご家庭の皆さんと同じ。教育パートナーとして共感できるはずです。


もうひとつの家族として

はじめにお伝えします。

大学進学に要する学力の錬磨は柱のひとつ。数々の海外研修プログラムが整います。ほか、今の私学として必要十分な機能を備えています。学校ホームページ等で一覧してみましょう。ただし、高輪を選ぶ決め手は「スペック」ではありません。130年以上の時、守り継がれた教育文化です。

保護者から離れる自立期では、学校が生活のホームです。未来は心の拠り所です。その観点を見失わないように。ホームを織りなしているのは人です。人を染めるのは校地に息づく伝統の精神です。子どもたちのハートを温めるのは、設備やシステムではない。周囲の仲間と先生です。キャンパスに足を運んでみましょう。「人」の姿を見渡してください。生徒諸君と先生方の姿にうなずくのであれば、ファミリーが和やかに歓迎してくれるでしょう。高輪は理解共感者が集う幸福な「家族」でありつづけてほしい。ムーヴの願いです。

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算 数 午 後 入 試 221445~)

長らく、算数1科目による入試を実施。しかしながら、学内に「数学重視」のスローガンは聞こえません。算数入試生は4科生と同じクラスです。なぜでしょうか?

◆12歳時の得意/不得意で道を限らず、まだ見ぬ自己開拓を励ます。

◆専門家の養成を急がず多岐にわたる学力(=教養)を培うため幅広く学ぶ。

◆男子は多様な才能に囲まれて互いに刺激を与えあいながら育つから同じクラス。

*帰国生も同クラスです。

 

算数入試に、学園の教育文化が際立ちます。


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