多摩大聖ヶ丘の説得力
仮にMOVE編集部が、多摩大聖ヶ丘の学校説明会のプレゼンターを任されれば、
如何にご家庭の皆さんを説得するべきか。
ここでは、エッセンスを「論理的に」お話しします。
■6学年すべてが約120名の共学進学校
■高校募集がごく少数の「準完全一貫校」
「少人数」「男女共学」「進学校」「(準)完全一貫」を満たす
私立中高が数多見つかるでしょうか?
ここは類似校が希な特別な学校です。
▶▶▶(準)完全一貫校は男子校・女子校が多い。
▶▶▶高校がこの規模の共学校は数少ない。
上記の学校フォーマットのアドバンテージは、
詳細に説明せずとも、
容易にうなずけるはずです。
◎全先生が全生徒を見守る濃密な師弟関係
⇒個々に寄り添う、手厚く手堅い指導が学園の神髄。
◎高校課程進級時の「異変」がなく、終始、穏やかに成長できる
⇒仲間・指導者・環境・文化…。すべて一貫であれば、心身が安定する。
キャンパスを訪ねれば、際立つ温和な気風を体感できます。
それだけで、十分な志願動機です。
《しかしながら、弊害も懸念されます》
以下は、その例です。
× タフなチャレンジ精神が失せ、こぢんまりと育ってしまう。
× 外界と隔離されて、狭い世界に留まってしまう。
× 「多様性」を欠き、限られた価値観に支配されてしまう。
× 平和・安全に慣れて浮き世離れ。将来、実社会に馴染めない。
この不安を一掃するために、何を為しているのか。
それが、21世紀多摩大聖ヶ丘を語るための要所です。
ここは、弱々しい子どもたちを庇い護るだけの、
甘いシェルターではありません。
■これが多摩大聖ヶ丘の心と技
①一歩一歩
地元の農家の方とともに働こう。
校地周辺の多摩丘陵の自然に驚こう。
(お隣の)大学の研究者と語りあおう。
まず、そこから。
自らの本拠を固めてから、徐々にフィールドを広げます。
12歳の少年少女は、まだ小学生の延長。
唐突に、海の向こうや、世界の先端を指さして、
スタートの号令を投じても、 戸惑うばかりです。
遙か彼方のゴールを目指して走りつづけるレースは疲れます。
目前の宝にときめきながら前進すれば楽しい。
気が付けば、いつの間にか、広大な風景を見晴らしていた。
それが聖っ子が歩む健やかな成長プロセスです。
②等身大
学園をリードするのは、教え子とともに過ごす先生方。
強力なトップダウンで一新される学校ではありません。
教員数は40名ほど。結束が固い。
昨今は若いチームがリード。少数精鋭集団は軽快にアクション。
「時代の要請」は心得つつ、常に、「Aくんのため」「Bさんのため」。
だから、種々の施策は、生徒の想いと保護者の願いから乖離せず、
メッセージは、教え子の今に適います。
過剰なイノベーションを積み上げて右に左に揺らぐような混乱は皆無。
改革改善を重ねても、長年、支持を集めるタマダイヒジリらしさは、
守り継がれるでしょう。
▼
「一歩一歩」「等身大」で導く手法は、
「内気な子どもたちを感化するため」と評されます。
でも、ピュアな好奇心旺盛のワンパク(?)、オテンバ(?)
キャラクターを活かすためにも有効。
あらゆる少年少女たちが喜ぶはずです。
■今、不可欠な「力」とは?
多摩大聖ヶ丘が教える『正答』
「思考」は言語を用います。「論理」は言語で伝えます。
「共感」「理解」は言語を介します。
「21世紀型教育」の課題は、すべて言葉が不可欠。
多摩大聖ヶ丘は「言語力」を重んじます。
ただし、ビジネス研修のような、説得術や交渉術のトレーニングを急ぎません。
日々の授業から、学校行事、課外レクチャーにいたり、あらゆる場面で「言語表現」
を促します。自ずと、思考は深まります。論理を磨きます。
卒業生も保護者もファミリーの一員です。
サポーター、コーチャーとして後輩たちの学習指導を手伝う卒業生。
生徒と同様、先生方が身近。学校と家庭が親密に連携して、
子どもたちを育てあげます。近年は、定期的に勉強会を開催しています。
これから幕を開ける自立期、反抗期、思春期。
保護者の皆さんが、悩みが募る道のりです。
頼もしいエキスパート集団が味方です。