自分の頭で考える習慣づくり。 思考と論理の力を育む中学の学びが 高校での飛躍を約束する。(女子校)横浜女学院中学校

2021/11/24

自分の頭で考える習慣づくり。 

思考と論理の力を育む中学の学びが 

高校での飛躍を約束する。

ESDCLILで、英語による情報取得・発信の力をつける

 E S Dとは「持続可能な開発のための教育」。いま世界が直面している様々な課題について知り、あるべき未来を構想し、それに向かう行動を模索する学びです。その特徴は探究型・思考型であることです。

CLILとは「内容言語統合型学習」。英語を使って様々な教科を学ぶことです。

つまりESDCLILとは、英語でおこなう探究型、思考型の学習です。

 

●なぜCLILなのか?

グローバル化の時代に求められる英語は実践に役立つ英語です。それを反映して、共通テストなどの大学入試も短時間で大量の英語による情報を採り入れ、すばやく反応する力を求めています。そのような英語力は、英語を手段として使う学習によって身につくものです。だから「英語で」学ぶCLILが必要なのです。

●「英語で学ぶ」は難しくないの?

ゼロからのスタートで大丈夫です。CLILは「英語で」という形にこだわるのではなく、実質的にそれができる実力の獲得を目指します。そのため初期段階の授業はまずしっかりと「英語を」学び、復習として「英語で」を実践してみるトレーニングを重ねます。当然、最初のうちは習ったことの反復に近い形ですが、練習を重ねていき中3段階では、生徒同士が英語で考え英語で話す会話を自然にできるようになります。

また、C L I Lではきちんとした理解が必要な場合には生徒も先生も日本語を使います。背伸びしないで、「英語で」の部分を徐々に増やしていけばよいという考え方です。

●他教科を「英語で」学ぶ。実際にはどうしているの?

毎週CLILの時間があり他教科の学習をします。その教科ですでに学んだことをテーマに取り上げ、それに関連する課題に英語で取り組んでいきます。生徒たちの頭に入っている知識を使えるので、負担の少ない形で英語の探究型学習ができるのがポイントです。一つの教科・課題は5~8週続き、その中で「英語を手段として使う」実践ができ、感覚が身についていきます。

英語以外でも教科を超える探究的学習を実践

 横浜女学院ではクロスカリキュラム授業を採り入れています。クロスカリキュラム授業とは、各教科の学習をお互いの関連を意識しながら進めること。タテ割りで孤立した内容として提示するのではなく、たとえば数学の授業で今生徒たちが学習している物理の計算方法を考えたり、国語で出てきた文章が社会の学習内容や英語表現の話題に発展したりということが頻繁に起こります。

 

●クロスカリキュラム授業で何が学べるの?

すべての教科は世界を知り働きかける方法の学びで、相互につながっています。生徒たちにそれを常に意識させることで、関連性に対する感度が高まって、一見すると無縁に思える事象同士の共通性や因果関係に気がつくようになり、また多面的なものの見方ができるようになります。こうした力がつくと一つひとつの知識が数倍、数十倍の情報価値を持つようになり、学習効率が上がります。横浜女学院では中1~高1の4年間でこのような学習によって思考と論理の力を伸ばし、高2以降は大学受験を視野に入れた知識拡大型の学習に移行することで、進学の希望を実現するのみならず、大学、社会で活躍できる知の土台をつくる指導計画で臨んでいます。

●実際の学びの様子は?

とてもアナログなやり方です。教室前のホワイトボードに各教科の先生が今学習している内容を書き込んでいきます。他教科の先生はそれを見て、自分の授業内容との関連を考え、調査と準備をして、授業でその成果を生徒たちに提示します。このやり方のよさは、まず先生の熱量が上がり、それが自然に生徒たちに伝わるので積極的な反応が増えることです。面白いと思うこと、興味関心を持つことが主体的な学習につながっていきます。なお、先生たちはムリをしません。必要な知識伝達との時間配分を考え、生徒たちの反応を見ながら、このESDCLILタイプの学習を取り入れていきます。

 SDGsに掲げられている17の目標はどれも達成が簡単ではなく、しかも相互に複雑に絡み合っていて、わかり易い正解などは存在しません。そのような世界にこれから生きていく生徒たちに必要なのは「世界との協働のための英語の力」「答えのない問題で最適解を見出す力」です。横浜女学院の日々の学校生活はそれを目指す明確な方針で貫かれています。

Campus Lifeもオンラインで展開

 

礼拝から始まる一日

横浜女学院では朝の礼拝から学校の一日が始まります。先生から聖句のお話を聞いたり、みんなで賛美歌を歌ったり、聖書を読み進めたりしながら、自分を見つめ、神様と向き合う静かな時間です。


 壁のない、開放的な職員室

横浜女学院の職員室には壁も扉もありません。先生と生徒の距離は近く、職員室はいつも、質問したり、相談事を持ち込んだり、他愛のないおしゃべりを楽しんだりする生徒たちでいっぱいです。


 部活動が盛ん!

横浜女学院は高2生でも部活加入率が120%。チアリーディングやダンスなど女子に大人気のクラブが揃う運動部だけでなく、文化部もとても活発なのが特徴で、みんなクラブを拠点にキャンパスライフを楽しんでいます。

国際教養クラスとアカデミークラス。

夢に向かって学び実現する2 つのルート

 

横浜女学院には二つのクラスがあります。

●国際教養クラス

国公立大、国際系大学、更には海外大への進学も可能にするカリキュラムで学びます。第二外国語(中国語・ドイツ語・スペイン語)が必修で、語学力をつけるだけでなく、多様な経験を重ねて国際社会で活躍する未来をめざします。

●アカデミークラス

私立難関大学や理系学部への進学を考えたカリキュラムで学び、基礎・基盤となる学力を体系的にしっかり身につけるとともに、中3・高1必修の「学習セミナー」などでハイレベルな応用力も養成します。

 

両クラスともに上智大・東京外国語大・AIU、慶應義塾大等との高大連係で学びの幅を広げながら、希望の将来の実現に向かいます。

ESDCLIL、クロスカリキュラム授業をさらに充実させるために、3学期制・65 分授業に移行します。

進学実績は難関大を中心に年々向上しています。

 

<<戻る