高機能の新校舎完成(共学校)千葉商科大学付属高等学校

2021/09/28
高機能の新校舎完成と同時に、主体的に学び、活動するための
柔軟な指導システムに移行可能性を引き出す指導が加速する
千葉商科大付属では2021年秋から新しい教室棟での授業が始まります。
いかに学校生活を充実させるかを考え抜いて設計された新校舎には、各科の学びのために最新の設備を採り入れ、ICT環境が完備されました。
この優れた学び舎の機能をフル活用して、3つのコース、特進選抜・総合進学・商業科では、パワーアップした授業、アクティブラーニング等の刺激的な21世紀型教育が展開されます。
光あふれる自由な空間美しい新校舎での学びが始まる!
 千葉商科大付属高校では、学習環境を劇的に変える新校舎建設が順調に進んでいます。2021年秋には、明るく広々とした新しい教室棟での授業が始まることが決まっています。
 伝統の柏葉のイメージを刻み込まれた真新しい白い壁面の学び舎には、エントランス正面に大階段が配置され、毎朝、生徒たちを出迎えます。細長い校舎の四面には窓が連なり、眩しすぎない軟らかい自然光が差し込んで、空間を落ち着いた明るさで満たします。広い廊下、そこここに用意されたフリースペース、開放的な図書館等々、すべての施設が学校生活――学習、友人との交流、課外活動――をのびのびと積極的に展開できるようにつくられているのです。
「生徒たちが自分から学びたくなる、動き出したくなる場にしたいと知恵を絞った結果、こういう形になりました。窓が多く採光がよいのは雰囲気を明るくするだけでなく、エネルギーの節減にもなります。本校でも生徒たちにはSDGsをテーマとする学習に取り組んでもらいますが、校舎自体がその実践になっているのです。この新校舎は、建築物のエネルギー使用量を50%以上削減した場合に認定を受けられるZEB ready(ゼロエネルギービルディング)を、全国の高校で初めて取得しました。」(浅川校長)
 なお、新校舎の最終的な落成は2 0 2 3 年ですが、工事は新たに取得した校地を活用して進められおり、また、生徒の利用する部分はすでに完了しているため、学習にも部活動にも支障が出ることはありません。
意欲が湧く、学びが加速する――全館に最新の設備を導入
 学習関連の施設・設備も刷新されます。学びの中核となる教室にはホワイトボード・大型液晶TVなどが設置され、生徒にとっては図像や資料の質が向上して理解しやすくなり、先生たちも授業をスムーズに展開できるようになりました。ICTの面でも一気に充実し、全館WIFI、一人一台iPadという環境になり、アクティブラーニング室、多目的メディア室二つのコンピュータ室を駆使して、課題解決型の演習やグループワークなど、21世紀型の学習が行われます。この他、理科や芸術系科目にも実験や制作に専念できる高機能の専用教室が揃いました。
 最新設備だけではありません。たとえば自習をしようと思ったら、自分の好みやその時やりたい勉強の内容によって、図書館奥の窓辺の静かな席も、人が出入りするカフェのようなフリースペースのテーブルも使うこともできます。学内での学びを総合的に考えたつくりになっているのです。
「この勉強がしたい!」に応える指導システム
 今回、コース設定にも手が加えられることになりました。浅川校長は、その目的をこう説明します。「高校時代は変化と成長のときです。それに出来るだけ応えるために、これまでの枠組みを維持しつつ、より柔軟な指導システムとすることにしました。」 
では、新年度からの三つのコースを見てみましょう。
●特進選抜・総合進学
 特進選抜コースは積極的に他大受験を目指すコースです。少人数クラスでの堅実な指導、豊富な授業時間数により、MARCHなどの難関大学受験で成果を出せるよう学力を磨いていきます。
 総合進学コースは、他大受験・千葉商科大への進学を視野に入れ、しっかりとした基礎学力を身につけて、一般受験・指定校推薦・総合選抜(AO入試)等、一人一人に合った進学ルートで希望進路の実現を目指します。
 この二つのコースの間では移籍することが可能です。たとえば総合進学の生徒が難関大受験の希望を持ち、成績も伴っていれば特進選抜に移ることが出来ます。逆に特進選抜の生徒が部活動と学業の両立を目標とする高校生活を望むようなケースでは、総合進学に移ることが出来ます。高校時代に成長して自分の考えに目覚め、入学時のコース選択とは別な道を志すようになることは珍しくありません。本人の希望に寄り添うことで力を引き出していくのがこの学校の方針なのです。
●商業科
 会計・情報・商品開発の三部門の学びを柱として経営や情報系の大学進学を目指し、それと並行して将来につながる簿記等の資格を取得していきます。「商品開発」は企業とのコラボで新しい商品を世に送り出すことを目標とする同校独自の実践演習です。既にディズニーランド内イクスピアリの「フライドパスタスナック」や地元和菓子店八矢庵の「縁
焼(えにしやき)」等、食品部門で次々と販売に漕ぎつける商品が出ており、社会人の方々とともに開発を進めるプロセスでの生徒たちの成長が著しいことから、新たにコースを設置することになりました。実社会と触れ合う刺激的な体験で、生徒たちにも非常に人気が高いということです。「最近の商業科卒業生はほとんどが大学の関連学部に進学しま
す。現在は千葉商科大と他大がおよそ半々です。そういう状況なので、本校での学びを高大7年のうちの前半3年ととらえて、進学後につながるカリキュラムで学習を進めていきます。」(浅川校長)
●土曜日の使い方は自分で決める
 2022年度から週5日制となり土曜日には「土曜講座」が開講されます。1年は基礎学力育成段階で指導時間が必要なので、全員必修で英数国の授業が実施されますが、2年・3年は自由選択となり、英数国の他、英検対策、小論文、理科、地歴公民等の幅広い講座が用意される予定です。「いちばんの目的は自分の学びについて主体的に考えて欲しいということです。コアな学習は週5日でしっかりとやって、あとの1日をどう使うのかは本人が決めます。進学のために必要な科目を履修するのもよし。極めたい科目の力をつけるのもよし。また、本校は部活動が盛んで対外的に優れた実績を挙げているクラブもたくさんありますから、土曜日は部活動に専念するというのも選択の一つです。平常授業と土曜
講座、そして整備されている自習などの校内学習環境を生かして、一人ひとりが自分らしく力を伸ばし成長できる形にしました。」(浅川校長)
 建学の精神「将来社会の要請に応えうる質実にして有為な人材を育成する」の更なる発展を目指して、のびやかな学園生活の中で、将来に向けて着実な学力向上とスキルの習得を勧めつつ、主体性を育んでいく学校になっていきます。
 千葉商科大付属高校はそのためのハードとソフトを備え、新しい歴史を刻み始めようとしています。
制服も変わる!
 人気の高い制服に少しだけ手を加えて、さらに知的に、活動的に。生徒の過ごしやすさに配慮した新たなヴァリエーションも加わりました。説明会で実際に見ることが出来ます。
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