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高機能化する私立学校。レベルはどんどん高くなっています。より、深く検証するために、特に各学校で強調される分野について、今一度、検証するためのチェックポイントをお伝えします。
■英語と国際理解教育
予想以上に進化している英語と国際理解教育。賢明な受験生のご家庭では当然、研究済みですね。その理念や取り組みはもうお話する必要はないでしょう。ここでポイントをおさらいしておきます。
≫英語授業
□英語学習の目的は? ⇒ 会話能力向上そのものより「英語を使って何をするか」に動機付けの重点がおかれているほうがよい。
□英語授業時間数は? ⇒ 私立では中学でも英語+英会話の授業が週6時間以上は当然。7時間・8時間の学校も多い。
□指導手法は? ⇒ チームティーチング・イマージョンなど様々な手法がある。
□指導内容は? ⇒ 英会話だけに偏ってはいけない。「読む」「書く」「聴く」「話す」のバランスが大切。大学受験への対応も肝心。
□検定資格試験対応は? ⇒ 今では(中高生としては難である)TOEFL・TOEICに取り組む学校も増えてきた。
≫外国人教員
□在校形態は? ⇒ もちろん一般の日本人教諭と同様、常駐しているのが理想。
□国籍民族は? ⇒ 多様なほうが楽しい。英語圏外のアジア諸国や欧州などの教員が(非常勤でも)いればよい交流ができる。
□役割は? ⇒ 外国人講師が通常教員と同様に学校行事やクラブ活動などにも参加して溶け込んでいる学校は優位。
≫国際理解教育
□外国人との交流は? ⇒ 海外からの留学生を積極的に受け入れている方が機会は多く国際理解教育の「文化」がある。
□教育への取り組みは? ⇒ 国際理解に関する多角的な異文化研究への具体的な取り組みや指導実績も持つ。英語圏に偏らずアジア諸国や欧州などに対しても視点を向けている方が国際理解教育の観点からはレベルが高いと思われる。
□海外ネットワーク ⇒ 海外に交流校・提携校を持ち日常的な交流をもつ学校は取り組みがスムーズ。
≫海外研修
□参加形態は? ⇒ 全員/希望者かは確認。修学旅行的に全員参加の学校が増えてきた。
□期間は?⇒ 期間は様々。もちろん長いほうがよいが、その分、経済的には贅沢にはなる。
□学年は?⇒ 日本で英語になれてきた中3くらいが適切という考え方もある。実際、中3生で行く学校も多い。
□行き先は?
・語学研修型 ニュージーランド・オーストラリアが多い。気候や安全性などでのアドバンテージ。もちろん、英米カナダの学校もある。
・体験型 アジア諸国や欧州諸国など。インパクトのある異文化体験はできるが、管理や旅程など現実的な問題があり、まだ稀。
■コンピュータと情報教育
この数年でコンピュータが社会生活の必需品となりました。コンピュータは学校でも贅沢な設備ではなく、あたりまえにあるものです。でも、その教育はたいへん難しいのです。まだ、模索中の学校が多いようですね。以下のポイントは参考までに。
≫コンピュータの設置について
□対生徒比の台数は? ⇒ もちろん多いほうがよいのですが、眠っているだけでは意味はありません。
□設置場所は?⇒
・ほとんどの学校が「コンピュータ室」に大量のコンピュータを設置しています。
・ノートブック型のコンピュータを生徒が持ち歩いて、一般の教室で使用するような学校もあります。
・図書館・廊下などのパブリックなスペースに設置してあり自由に使える学校もあります。
□ネットワークは?
・校内LAN・高速回線は当然ですが、最近は無線LANによって、校内のどこにいてもインターネットにつながるという学校もあります。
≫コンピュータの利用について
・コンピュータの授業としてコンピュータそのものの使い方を学びます。これは最低限必須です。
(基本OS(一般にはWINDOWS)・ビジネスソフト(一般にはOFFICE)の操作。インターネット・電子メールの使用 など)
・コンピュータを他の学習の道具として使う学校は積極的だと思います。
(特別な学習プログラムの使用・調査、情報収集・レポートやホームページの作成など)
・コンピュータを創作活動に使っている学校もあります。ただしこれは稀。
(美術や音楽の創作にコンピュータを使用する)
・連絡ツールとして使用する学校も増えてきました。
(専用のホームページや電子メールを積極的に活用し家庭・生徒との連絡ツールとして活用している。)
■その他の最先端の学習キーワード
■高大一貫教育
中高一貫ならぬ、高校と大学の一貫性・連続性を持たせようとする動き。高校生が大学の授業を受講する、大学の教員(教授など)が高校で専門的な学問を背景とした授業を行う、大学の授業を見学・体験できるなど。本来、分断感の強かった、高校⇒大学への流れをスムーズにしようとするものです。
もちろん、この教育には大学との連携がたやすい大学附属校が圧倒的に進んでいます。
■体験型学習
園芸・農芸・ボランティアなど社会や自然を体験するもの。古典的なスタイルの教育ではありますが、「総合的学習」の導入により、最近、重視されているプログラムです。郊外や山間部に学校専用の施設を活用して取り組んでいる学校もあります。日常的に校内や周辺で農作物を育てたり、地域のボランティア活動に参加したりするなどの地道な取り組みも好感が持てますね。都会の子どもたちにとっては、海外に行くより、山村に行った方が、「異文化」かも知れません。
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ワンポイントアドバイス
●コンピュータの指導は難しい●
コンピュータは機械としての使い方より、インターネットのマナーなどを重視すべきだと思います。また、将来のことを考え、コンピュータのしくみの基礎基本やタイピングなどもしっかり指導している学校は好感が持てますね。
コンピュータはこの5、6年で著しく普及した機械。指導する先生方の勉強も必要です。実は、見かけ上の設備ではわからない教育内容の差があるのが実態です。
●英語力向上は期待すべき学校機能●
高校も大学も出たのに英語が話せない、というのは昔の話。中高での英会話授業が充実している今、少なくとも海外旅行で困らないくらいの英会話力を持っている若者があたりまえ?学校は英会話教室ではないのですが、できるかぎりの「高機能」を求めたほうがよいと思います。英語力や国際理解教育はもはやオプションではなく、文部科学省のお達しレベルの学校の当然の使命なのですから。
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