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■子どもの受験への意欲が弱い気がする・・・
親が張り切っても肝心なお子さんが響かない。「(近所の)公立に行くよ」などとヤル気がない。勉強せずに寝てばかりいる。そんな悩みは多いと思います。はっきり申し上げますが、お子さんの自らからわき出る意欲がなければ、いつか必ず失速します。「なんだかわからないけど、受験勉強をやらされている」では、伸びは期待できませんし、たとえ受験で成功しても、その後の中学生活に危うさを抱えます。
6年生1学期。意欲の欠けたまま強行突破しないように。
中学受験への意欲付け。まずは、お子さんの身近な興味や問題意識からストーリーを作ってみましょう。
たとえば。
・スポーツが好きな子であれば、とりあえずはスポーツが盛んな学校の話題から入る。
→クラブ活動は、子どもにとって学校選びの最重要ポイントともいわれている
・中学校生活に対する不安を払拭してあげる。
→一般的に私立学校は精神的なケアを重視しているので魅力的な説得材料になる。
・理科社会、芸術関係などの子どもらしい好奇心をきっかけにする。
→私立は体験学習や芸術活動にも力を注いでいる学校が多い
その他、女の子であれば、制服の話題で盛り上がるのも悪いことではないと思います。
つまり、目的は「受験に合格する」ではなく、その後のバラ色の?中学生活に目を向けさせるというのが基本です。おわかりでしょうか?どうして中学を受験するのか?根から納得するまで根気よく伝えてください。(※)
また、意欲が弱いように思えるのは、実は○○中学校に入りたいけど自分の実力が及ばない、というコンプレックスが根にある場合があります。また、体力的な疲労感もあるはずです。このようなご家庭では厳しくガミガミと責め立てがち。自信を持たせてあげること、積極的に評価してあげることも忘れないようにしましょう。
(※公立中学校否定を強調することは危険です。あくまで、私立中学校の魅力を積極的に伝える文脈で。)
■いつまでも苦手が克服できない・・・
「苦手を克服しよう!」が、単なるスローガンで終わっていませんか?「やればできる!」という根性論にすがっていませんか?
1)まずは、苦手と決めつけないことです。
苦手科目には拒否感や苦手意識が必要以上に植え込まれていることが多いとも思います。苦手と決めつけることにより「できなくてもいいや」となります。これでは悪循環。
苦手は本人が一番気にしていることですし、塾でもガミガミと攻撃されます。ご家庭では、たたみかけない方がよいと思います。
ただし、励まそうとして「お父さんもできなかったしなぁ。遺伝かな?」などとはいわない方がいいですよ。お子さんがそれをイイワケ(=自己合理化)に使ったり、自分の能力に誤った先入観を持つ懸念があります。注意しましょう。
2)どうして苦手なのか正しく知るべきです。
「どうして苦手なの?」と訪ねると「だって、嫌いなんだもん」となる。ほんとうは「苦手だから嫌い」なのです。
さて、お母さんお父さんは、お子さんがどうして(ある科目を)苦手になったのか、その理由を正確に説明できますか?苦手克服はその源を推理することから始めましょう。
根本的な能力とは別の理由が源となっていることもあります。
たとえば。
・整理力、根気など性格的な要素が影響していないか?
→これは、学習というより、日々の生活の中で養うことです。計算力も読解力も机上のトレーニングだけで改善するものではありません。
・学習塾での指導に問題がないか?
→子どもの場合、先生が嫌い、クラスがイヤだ、などということが理由になっていることがあります。よく観察しましょう。
なお、いつから苦手になったのか?を思い起こすことも解決を探る手がかりとなります。そのころの単元に原因がある可能性があるからです。たとえば、算数で割合が登場した時期ではありませんか?テキストの国語の読解問題が急に長くなった時期ではありませんか?
3)まずは得意科目を伸ばすことに力点を置くべきです。
苦手克服ばかりを強調すると、勉強全体がイヤになります。むしろ、得意を伸ばすことが最良の苦手対策だと思います。「オイラ、国語苦手だけど、算数は負けないよ。」という意識が健全。得意を伸ばすことにより、学習にリズムも出るため、苦手対策も「たまには苦手な国語もやってみよう、算数がこれだけできるんだったら国語なんてカンタンだよ。」といったポジティブな文脈で導くことができます。たとえ、冬の段階で国語苦手であっても、得意な算数の得点が補うでしょう。
※編集部注:この場合の「苦手」とはあくまで入試での得点力という観点です。上記は、ご家庭での苦手対策のきっかけとなるアドバイスです。苦手対策は各学習塾により方針が異なる場合があります。よく相談の上、適切に対策を講じてください。
※この記事は、1学期の段階でのアドバイスを2学期初め向きとして問題のない部分を掲載しているものです。
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