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気になる学校のパンフレットは、隅々まで熟読しましょう。読み流すだけではなく、まるで教科学習のようにアンダーラインを書き込んだり、ノートにメモしたりするレベルで。最近はメインのパンフレット以外の資料集や、学習についての手引書などを編集している学校も多くなりました。そちらも、あわせて熟読!
さて、パンフレットの読み取り方は?まずは、読み飛ばしがちな表紙や1ページ目の見開きから。そこには、学校の教育理念や建学の精神、校長先生のメッセージなど学校の根幹に関わることが大きく主張されているはずですね。どこの学校も同じようなフレーズじゃないかしら?たしかにおっしゃるとおり。でも、それがどのように具体的な教育に反映されているのかを読み出せば、学校の本気度が見えてきます。よくある学校キャッチフレーズから、実現が難しい!という例を紹介しましょう。あの学校やこの学校、ほんとうに実現しているでしょうか?
●よくあるフレーズ1 「一人ひとりを大切に」
少人数制クラス・個人カウンセリング体制などのシステムやプログラムに具現化されています。しかしながら40名クラスだから大切にできないわけでもなく、10名クラスだから大切にされるわけでもないのです。求められるのはシステムより先生の力量、というより精神性ですね。大勢の生徒が集う学校で「一人ひとりを大切に」を実践することは、現実的にはきわめて困難。高い志と技術を持ち合わせた先生の、ボランティアともいえるレベルの精神があってこそなし得ることなのです。
少々、辛口なお話をしておきましょう。「昨年は東大や一橋に○人入りました!」というアピールは悪くないのですが、ほかの子はどうだったの?にふれてほしいですよね。一人ひとりを大切にするのであれば、一流大学を選ばなかった生徒、また、がんばっても行くことができなかった生徒に対しても温かいまなざしがあるはずですからね。
●よくあるフレーズ2 「インターナショナル」
英語教育のみをもって「国際理解教育に力を入れています」というのは不十分。今の私立学校は卓越した英語教育はあたりまえ。それは表現手段のひとつという位置付けだという高い観点で各校の国際理解教育を読み取りましょう。
国際理解の基本は個々のコミュニケーションです。まずは、自分のことが表現できるということが大切。そのベースには確固とした人格形成や自文化理解が必要ですね。そして、コミュニケーションへの意思と意欲があるか。たとえば、英語がペラペラでも北京の街中ではホトンド役に立ちません。(東京でもそうですよね。)そんな場所でも積極的にコミュニケートすることができるか?国際理解教育は、たいへん高度な教育だということを忘れずに。
●よくあるフレーズ3 「心の教育」
どの学校でも根底にあるはずです。これがスローガンに終わってしまっては大問題。そこで、それを実現するための具体的な教育プログラムをチェック。建学バックグランドが反映されやすい部分です。その方針に納得できるかご家族で十分にお考えください。
具体的なプログラムとしては。総合的な学習などでテーマとしてとりあげる、近所でボランティアに取り組む、日常的に学校近隣の美化などに貢献する、美術や音楽を「心の教育」の一環としてとらえる、などなど。宗教系の学校は、その宗教の理念が基盤になりますので、そこに理解が求められます。
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2学期はなんとなく情報収集していた1学期とは違います。より綿密に!繊細に!有効に!学校を研究してください。最後まで落ち着いた学校選びでありますように。
ムーヴ編集部メンバー 共同筆
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