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ムーヴの主張のひとつでもあるのですが、学校でいちばん欠かせない要素は施設でもカリキュラムでもなく先生です。授業もクラブも行事も、生徒たちを導くのは先生。機械が教えているのではないのですよ!最近の学校のテーマは「授業の充実」「人間教育」。そのためには、立派な施設より前に先生のチカラこそが大切なのです。お子さまがお通いの学習塾でも、実際の進路指導の場面で頼りになるのは、塾のシステムでも校舎でもなく、担当の先生ではないですか?
「どんな先生がいらっしゃるのかしら?」は、学校見学の大きなテーマなのですね。
■個別相談時に先生を審査?
個別相談を受け入れていただける学校も多くなりました。
さて、個別の入試相談でお話していただく先生は、将来の担任の先生かもしれないのですよ。そこで、入試や学校生活の質問をしながらも、その先生自体の魅力も探ってみましょう。
その先生の担当教科や担任学年を訊ねてみてください。そして、担当教科の指導で工夫していること、担任クラスのムードなど、具体的な質問を投げかけましょう。全体的な話題より生き生きした内容を知ることができますし、その先生の熱意も感じることができると思います。時間が許すのであれば、「うちの子は、気が小さいのですが、先生のクラスに入っても大丈夫でしょうか?」などと、ちょっと教育相談的な質問を使ってみても先生の姿勢がわかるかも。(ただし、これは先生のキャラクターを知るため話題作りです。本気で教育相談しないように!)
少々無骨な?先生でも、「ぜひ、がんばって我が校に来てください!」という歓迎ムードの先生が期待できますね。いくら難関校であっても受験生を突き放すような発言は教育者として???ですよね。もちろん、教えることが仕事の先生である以上、説明が上手でなければ。時間が限られた個別相談の場で簡潔に説明することができる能力は、学習指導に必要な最低条件ですね。
⇒個別相談。こんなお母さまは嫌われる!
×制限時間を考慮せず必要以上に長居する。
×パンフレットを読めばわかるような初歩的な質問をする。(予 習不足)
×先生の学歴など、プライベートな質問をする。
×お客様気分の横柄な態度で問いかける。またお友だち気分も NG。
×「自分の子は受かるでしょうか?」という質問を繰り返す
(この質問は答えようがありません。「受かるためにはどの ような学習をすればよいですか?」などがベターです。)
■授業の力量を見る
学校見学会やオープンスクールなど。実際に先生の指導(授業)を見学できるイベントも増えてきました。百聞は一見にしかず!さて、先生方の授業の力量を判断するためのポイントをいくつか紹介しましょう。(下記は一例です)
□まず、生徒の姿勢や表情を見てください。
・生徒たちが生き生きとしているか?授業が楽しければ、子 どもたちの目も輝き姿勢も前に向きます。
・生徒が先生を信頼しているか?子どもの場合信頼意識が表 情に出るので、見た目でわかりますよ。
・ポツンと取り残された印象の生徒がいないか?優れた先生 は、クラスの生徒全員を見渡し、常に個々をチェックしな がら授業を進めます。
(後ろのほうだけでなく最前列も死角となりやすい。)
□いい授業、いい先生とは?
・声の抑揚や表情、板書、テンポなど、授業としての基本要 素に問題がないか?
・生徒を自由に発言させているようで、しっかりと統制して いるか?
・授業中、グットタイミングでこまめに生徒を評価する発言 が多いか?特に、生徒が誤ったときの対応が適切か?
ワンポイント 先生方の雰囲気========================
各先生方にはそれぞれの個性があります。でも、強固な方針をもつ学校は先生方の基本的な方向性は統一されているはずです。よい学校であるほど、先生のムードが似ているのですね。先生によっていうことが違う、個別相談の先生はとても気に入ったけど、受け付けにいた先生は冷たかった、という学校はちょっと心配ですね。
ワンポイント 机間巡視型授業========================
教壇にとどまった講義ではなく、机間(つまり生徒の中)に入っていきながら授業を進めるスタイル。高いスキルをもった先生が使う技? 生徒の発言だけではなく、ノートもさりげなくチェックしながら、臨機応変に授業を展開する。生徒のちょっとしたミスを個人的に小声で修正するなど、個々の生徒の性格まで考慮する高度な授業運営能力が問われます。
生徒にとっても、先生が舞台(教壇)にいるより、客席(机の周り)にいるほうが、緊張感や一体感も生まれます。後ろの席がお客さんになってしまうこともありません。
ワンポイント 外国人講師による英会話授業のレベルは?========================
私立学校では外国人講師による英語授業はあたりまえになってきましたが、依然、その内容には差があるのが実情です。叱られるときも英語!の厳しい学校もあれば、ひとつのクラスに複数の外国人講師に日本人の先生が補佐するような贅沢な形態を採用している学校もあります。実はその学校の教育レベルがわかりやすい授業ともいえます。(たとえば、中3くらいだと、どのレベルの会話能力があるのか?)
(ムーヴ2006年2号掲載記事より)
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